緑内障
これは失明のトップにあげられる目の疾患です。
糖尿病網膜症が進行すると新たな血管(新生血管)という大変もろくすぐに破れて眼底出血を起こす血管が作られてしまいます。
この新生血管が房水(虹彩と水晶体を満たす液の事で眼圧を一定に保ったり角膜・水晶体・硝子体などに栄養を与える役割をしている)の流れを圧迫したりふさいだりして眼圧が高くなってしまい緑内障になってしまいます。
これを“血管新生緑内障”と呼び糖尿病の合併症でおこる糖尿病特有の緑内障です。
症状
視力の低下や目の激痛・吐き気・頭痛などが起こりますが、糖尿病の合併症である糖尿病神経障害があると、痛みを感じず緑内障の症状に気付かない場合もあるようです。
急激に頭痛や吐き気と言った症状が出る場合もあるようです。このような急性発作の場合は進行が速く一晩で失明に至る場合もあるようですので、注意が必要です。
緑内障はだんだんと視野が狭くなり治療が遅れると失明する場合もありますので、定期的な視野検査等眼の検査を定期的に受ける必要があります。
治療
薬物療法
点眼薬や内服薬で房水の量を減らしたり排出を増やして眼圧を下げる
レーザー治療
レーザーを照射して房水の排出をよくし眼圧を下げます。痛みもなく安全です。入院の必要もありません。
手術
点眼薬等の治療で効果がないような場合は手術をすることがあります。
トラベクロトミー(線維柱帯切開術)
房水の流れるシュレム氏管に針金状の器具を挿入して線維柱帯を切開します。局所麻酔で行われます。
トラベクレクトミー(線維柱帯切除術)
線維柱帯を切除し房水を流すバイパスを作るやり方ですが、バイパス詰まらないようにするために手術中にマイトマイシンという薬を使います。局所麻酔で行います。
緑内障は気付いたときは悪化していて視野が欠けていることがあります。糖尿病の方や40歳を過ぎた方は定期的に眼科の検査を受けましょう。
早期発見できれば失明せずすみます。早期発見早期治療に心がけましょう。
