2013年07月08日

緑内障




 緑内障
 これは失明のトップにあげられる目の疾患です。
 糖尿病網膜症が進行すると新たな血管(新生血管)という大変もろくすぐに破れて眼底出血を起こす血管が作られてしまいます。

 この新生血管が房水(虹彩と水晶体を満たす液の事で眼圧を一定に保ったり角膜・水晶体・硝子体などに栄養を与える役割をしている)の流れを圧迫したりふさいだりして眼圧が高くなってしまい緑内障になってしまいます。

 これを“血管新生緑内障”と呼び糖尿病の合併症でおこる糖尿病特有の緑内障です。

 症状
 視力の低下や目の激痛・吐き気・頭痛などが起こりますが、糖尿病の合併症である糖尿病神経障害があると、痛みを感じず緑内障の症状に気付かない場合もあるようです。
 急激に頭痛や吐き気と言った症状が出る場合もあるようです。このような急性発作の場合は進行が速く一晩で失明に至る場合もあるようですので、注意が必要です。

 緑内障はだんだんと視野が狭くなり治療が遅れると失明する場合もありますので、定期的な視野検査等眼の検査を定期的に受ける必要があります。

 治療 
 薬物療法 
 点眼薬や内服薬で房水の量を減らしたり排出を増やして眼圧を下げる

 レーザー治療
 レーザーを照射して房水の排出をよくし眼圧を下げます。痛みもなく安全です。入院の必要もありません。

 手術
 点眼薬等の治療で効果がないような場合は手術をすることがあります。

 トラベクロトミー(線維柱帯切開術)
 房水の流れるシュレム氏管に針金状の器具を挿入して線維柱帯を切開します。局所麻酔で行われます。
 

 トラベクレクトミー(線維柱帯切除術)
 線維柱帯を切除し房水を流すバイパスを作るやり方ですが、バイパス詰まらないようにするために手術中にマイトマイシンという薬を使います。局所麻酔で行います。

 緑内障は気付いたときは悪化していて視野が欠けていることがあります。糖尿病の方や40歳を過ぎた方は定期的に眼科の検査を受けましょう。
 早期発見できれば失明せずすみます。早期発見早期治療に心がけましょう。
posted by ミーナ at 18:09| Comment(0) | 合併症 | 更新情報をチェックする

2013年06月28日

歯周病




 糖尿病の合併症の一つに歯周病があります。皆さんもご存じのとおり歯周病というのは歯の周りの歯周組織の病気です。歯垢の中の歯周病菌に感染することにより炎症が起こります。歯茎が腫れたり・口臭がひどくなったり、歯茎から出血したり歯がぐらついて最後には抜けてしまったりする病気です。

 何故糖尿病になると歯周病になりやすくなるのか
 ☆糖尿病になると体の抵抗力が低下してくるため細菌感染しやすくなります。そのため糖尿病になると歯周 病になりやすくなり、治りにくくもなってきます。

 ☆糖尿病になると唾液の分泌が減り口が渇くという症状が出てきます。唾液は食べたものの消化を助ける働 きもありますが、それとは別に口の中の細菌を洗い流し歯周病を防ぐ働きもあります。唾液の分泌が減り口 が渇くとその作用も低下して歯周病が繁殖しやすい状態になります。

 ☆高血糖状態では口の中のブドウ糖の濃度も高くなり歯垢の中の細菌が繁殖しやすくなります。

 このような原因で歯周病が糖尿病の合併症の1つだと言われる理由です。

 しかし逆に歯周病が糖尿病を悪化させるという
 歯周組織の中の細菌が歯肉の毛細血管から血液中にはいりこむと、サイトカインが分泌されます。このサイトカインはインスリン抵抗性(インスリンの働きが悪くなる)を招くという作用を持っているため血糖値が上昇し、糖尿病を悪化させてしまいます。
 糖尿病が悪化すると歯周病も悪化するという悪循環が生まれてくることになります。

 この悪循環を無くすためにも血糖値をコントロールして高血糖状態が続かないようにすることがが重要になってきます。血糖値のコントロールには糖質制限食が最も効果的です。今までの糖尿病の食事制限と違って、カロリー制限がいらないため空腹を我慢してストレスを溜めることもなく取り組める食事療法です。
14日間糖質制限プログラムぜひお試しあれ!

 血糖値のコントロールと一緒に糖尿病の方は定期的に歯科医に歯石を取り除いてもらうようにしましょう。
 歯周病を予防するにはきちんと歯のケアをして歯垢を蓄積させないことですが、普通にケアをしていても歯垢をすべて除去するのは難しいことです。どうしても磨き残しが出てきます。歯科医を受診して定期的なケアをし、歯を無くさずに済むよう予防しましょう。
posted by ミーナ at 16:58| Comment(0) | 合併症 | 更新情報をチェックする

2013年06月26日

白内障




 白内障とは“水晶体”というカメラで言うところのレンズにあたる部分が白く濁って視力低下を起こす病気です。

 白内障は年を取ると起こりやすくなる老化現象の一つで、健康な人でも年を取るにしたがって起こってきますが、糖尿病の場合は若くして発症し数か月で症状が進行してしまいます。

 一般の白内障は水晶体が端から濁ってくるため視力の低下はあまり感じませんが、糖尿病性の白内障は中心部から濁ってくるため視力の低下が早くからあらわれます。

 症状目のかすみ・視力低下・まぶしい・明るい所で見えにくい・二重に見える・ぼやける等があります。
 白内障を診断する為の検査
 視力検査 裸眼での視力検査とメガネ(コンタクト)での矯正視力検査があります。
 矯正視力検査の結果が悪いと屈折異常だけでなく白内障等他の病気が進んでいる可能性があります。

 屈折検査
 屈折度を調べます。近視・遠視・乱視の度合いを調べます。

 眼圧検査
 目の中の圧力を調べます。目の表面に圧縮された空気を当て、角膜のへこみ具合を見ます。正常値は10~20mmHgですが、21mmHgを超えると緑内障の可能性が出てきます。 

 眼底検査
 眼底は私たちの体の中で唯一血管を直視できるところです。散瞳剤を点眼して瞳孔を開き、網膜や血管の状態を調べます。

 細隙灯顕微鏡検査 目の中を顕微鏡で見る検査です。これにより白内障の混濁の位置や進行具合がわかります。手術内容にもかかわる大事な検査です。

 治療には薬物療法や手術があります。軽度の白内障の場合は目薬を処方される場合もありますが、一度濁ってしまった水晶体は元に戻すことはできません。目薬は進行を遅らせる効果しかないようですので、日常生活も不自由になるようだったら手術をすることになります。

 白内障手術
 白内障の手術は局所麻酔で行われます。小さく切開し濁った水晶体を取り除き、代わりに人口の眼内レンズを挿入するというものです。手術時間はだいたい10~20分程度の場合が多いようです。
 痛みもほとんどなく2泊3日ぐらいの入院が必要なようですが、最近は日帰りで手術ができる医療機関もある多くなっているようです。

 ただ日帰りの場合は次の日からの通院できることや歩行ができるとか付き添いできる人がいる等が条件のようです。

 現在の白内障手術は短時間で入院期間も短く、昔に比べると簡単にできるようになってきていますが、眼という狭い空間で行われるため高度な技術が必要なようです。

 老化現状でも白内障は起こりますので、誰にでも起こる病気だともいえますが、糖尿病の人の場合は網膜症等を併発している可能性もありますし、急に進行しますので、発症する前に白内障にならないよう食い止める
方が手術等の負担もなくよいのではないでしょうか。

 糖尿病白内障にならないためには日頃からの血糖値のコントロールが必要です。定期的に検査をし血糖値のコントロールに積極的に取り組んでください。KENSA.BIZの郵送検査キット
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posted by ミーナ at 16:38| Comment(0) | 合併症 | 更新情報をチェックする
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