2013年06月21日

狭心症・心筋梗塞




 狭心症
 心臓に酸素や栄養を運ぶ冠動脈という血管が狭くなったり、一時的に細くなっておこります。
 血液が十分に送られないため安静にしているときは少ない血流でも心臓は機能しますが、急ぎ足で歩いたり階段を上ったりすると心筋が酸素不足になって胸痛や圧迫感・動悸が起こります。胸の痛みは短く1分から10分以内にはおさまることが多いようです。

 心筋梗塞
 動脈硬化が進行して、血栓が詰まり完全に血流が途絶えると酸素も栄養も供給されなくなる為心筋の組織が壊死ししてしまうを心筋梗塞と言います。現在でも死亡率が30%前後と推定される危険な病気です。
 狭心症よりもはげしい胸の痛みと呼吸困難・吐き気・冷や汗等の症状があります。痛みが長く続くことも特徴の一つです。

 このように狭心症や心筋梗塞は一般的に胸の激しい痛みを伴いますが、糖尿病の人で神経障害の人は胸の痛みが症状として現れないこともあります。無痛性心筋梗塞と言い発見が遅れて心不全になってしまうケースもあるようです。

 糖尿病は血管病と言われ全身の大きな血管も細い血管も血管全体に障害を与えてしまう病気です。
 定期的に心電図検査を受けましょう。狭心症は安静時には発作が起こりにくい為、自転車こぎや階段の昇り降り等の負荷をかけて心臓の機能を調べる負荷心電図検査や24時間携行の心電図計を付けて普段通りの生活をするホルター型心電図検査等もおこなわれます。

 治療としては狭心症の場合は心筋梗塞への移行を防ぐことが中心となります。
 血圧が高いと発作を起こしやすくなるため、血圧のコントロールとともに危険因子をできるだけ排除します。血圧を下げるためには塩分量を1日5g以下に抑えるようにします。

 肥満は心臓に負担をかけ動脈硬化を促進したりするので、太っている人はダイエットをし適正な体重を維持するように心がけます。
 タバコは発作を誘発する因子になりますので禁煙します。動物性脂肪の摂りすぎにも注意しましょう。
 お酒は少量ならいいと言われていますが、基本的には禁酒もしくは少量にとどめるようにする。ストレスをためないようにする等日常生活に注意をしましょう。
 
 薬物療法としては発作時にニトログリセリン等の発作を防ぐための薬を使用したり、冠動脈を拡張させる薬・血液の凝固をおさえる薬などが用いられます。

 薬物療法で改善が見られない場合は冠動脈を広げる治療等が必要になってきます。

 経皮的冠動脈形成術(PTCA)
 カテーテルを通して、狭くなっている部分でバルーンを膨らませ内側から広げる方法です。

 経皮的冠動脈血栓溶解療法
 カテーテルを通して冠動脈内に直接血栓を溶かす薬物を注入する方法です。発作後6時間以内に行わなうと効果的です。6時間を過ぎると心筋が壊死し効果が期待できなくなります。

 大動脈バルーン・バンピング(IABP)
 大動脈内にカテーテルでバルーンを送り、心臓のポンプ機能を助け心臓の機能を回復させる方法です。

 冠動脈バイパス手術(CABG)
 カテーテル手術と違い、狭窄した冠動脈はそのままにして太ももの静脈や内胸動脈・胃大網動脈等の血管を使いバイパス(側道)を作り血流を改善する方法です。

 糖尿病による動脈硬化は太い血管から細い血管まで広範囲の血管が障害を受けています。狭心症や心筋梗塞などの発作を起こさないように、日常生活の習慣をかえていかなければなりません。
 入浴やトイレに行く時の温度差に気を付けるとか水分の補給を心がける・十分な睡眠をとりストレスをためない等日常生活でも注意をしてください。

 
posted by ミーナ at 17:42| Comment(0) | 合併症 | 更新情報をチェックする
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